昨日のことを。
まずは六花亭福住店で開催中の山本雄基個展『グレーゾーンが踊っている』へ。
到着したときは、店内激混み。席がなかったことと、店員さんも忙しそうだったので、図太く勝手に絵だけを観てきたのですが。
ギャラリースペースとカフェが分かれていない場所での展示って、絵だけを観たい場合にはえらい不向きで。近くに寄れないし(席に人がいるから)、あまりジッと一つの作品を観るのも何ですし(席に人がいるから)。
とは言え、さっと観ただけでも気持ちの良い印象の残る空間でありました。
目に見えない光の粒子が立ち現れて、カフェで談笑している人たちのざわめきと呼応しているような、そんな感じ。
まぶたの奥にうっすら残る残像からは、何となく『ヴァージン・スーサイズ』を思い出しましたよ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=MSvjjISbKPk[/youtube]
この世界をもう少し甘くして、人生の幸福な面だけを切り取ったようなイメージの作品たちでした。
にしても、やっぱり観足りない気持ちは残るもので、平日の空いていそうな時間帯に、もう一度足を運んでみるか・・・どうしようかな。
その後足早に、FICTION project mtu/watuの『ティンバ/クトゥ』を観に、シアターZOOへ。
『ボノボ』を観た時と同じように、一瞬自分がどこの世界にいるのかわからなくなるような感覚を味わいつつ。正直、途中ちょっとキツいなあと思いつつ。
お客さんが途中で帰ったのは演出かと思っていたら、どうやら本当に絶妙のタイミングで帰ったようで。
この、表現とそれを観る側の境目がかなり曖昧で、映画の中に紛れ込んだような感覚を味わえて、さらに、キツいと思いながらもこの次に何が起こるか見届けたいと思ってしまうところが、私にとっては新しいのであります。
うーん、多分次回作も観に行ってしまうのだろうなあ。
終演後、NUKILLIZOさんの個展開催中の新さっぽろギャラリーへ。

↓紅月鴉海さんによる舞踏とのコラボ作品が素敵。

この作品だけの展示でも良かったのではないのかなあと思うくらい。
何というか、展示方法のせいかどうかはわからないのですけど、目が一つの作品の上であまり留まらないというか・・・スルッと通り過ぎてしまう感じが勿体ないような気が。
むむむ。(ちなみに、こちらで制作過程も観ることができます。)
昨日は東豊線終点の福住から東西線終点の新札幌まで、ドチニカ切符さまさまでした。
移動中のお供は、浅草キッドの『お笑い 男の星座』。

ああ面白かった。この本、お勧めです。
夜はフレッド・アステアの映画を鑑賞。
久々に何も仕事をせずに過ごすことができた一日でございました。
(編)

 

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