土曜の最後は、コンカリーニョでELEVEN NINES presents dEBoo #2『そして誰もいなくなった』を。
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「dEBoo」とは「世界に名だたる名戯曲を納谷真大演出、小島達子プロデュースで甦らせる」シリーズ。
※ちなみに、dEBoo #1『12人の怒れる男』の初演時のブログはこちら、演劇シーズンでの再演時のブログはこちら

『そして誰もいなくなった』。
最近、演劇に対する自分的関心の大きな部分が「目の前の人が声を発することの強さ」なもので、本作も、
恐怖におののいた声、や、恐怖で自制心がなくなった人の声
を、「至近距離で聞く」体験は、やっぱり興味深かったです。演劇、おもろい。
人形が「実際に」一つ消え、一つ消え、というのを目の当たりにしたときの、肌がゾワッとする感じも良かったなー。

なんとなく、自分の好き嫌いを超えたところで、
「力のある役者(←ここ大事なポイント)から出る、感情の塊のような声を思う存分浴びるのも、演劇の醍醐味の一つではあるなあ」という思いがふと。
満席の客席でそういう舞台を見つめる時間に、祭り感があるように感じたからかな。どことなく華やかさをにじませるようになってきた役者陣による、キャスティングの妙もあるかもしれません。
魅せるエンタメのケチケチしない良さというか、「演劇は、祭りじゃ!」
という声が、どこかから降ってきた帰り道でありました。
「dEBoo」は、演劇のそういう魅力を感じることのできるシリーズだなーと思います。
多分、同じような方向性を志向している若い人にとっても、自分たちが目指しているものの力を再確認できる時間になっているんじゃないのかなー。
ふむ。
ぼやーんとした印象をつらつらと書いてしまいましたが、
結論を言うと、「dEBoo」の第三弾も楽しみ。ということで。
(編)
 
 
 
 
 
 

 

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