今回、アテネ、ヴェネツィア、カッセル、ミュンスターと見て回って思ったことは、(規模の大きさに違いはあるけれど)、どこで展示されても、作品は作品だな、ということです。

当たり前のことだけど、札幌で見る地元作家の作品も、ヴェネツィアで見る参加作家の作品も、何か両者に違いがあるわけではなく。

違いは作品自体ではなく作品の外側にあって、一つの作品が様々な文化・社会的背景を持つ作家の作品の並びに置かれて、様々な背景を持つ無数の人たちによって見られることで、作品の可能性や作品が与え得るものの可能性が、膨大に広がるんだろうな、と。

そしてそれは、作家と作品にとって幸運なことなのだろうな、と。

でも「作品の可能性」を引き出すには、何も芸術祭に出品されるだけが唯一の方法ではないよなーと思うと、なんか、こう、いろいろな実践が持つ未知数部分にワクワクするというか。

(ナンノコッチャ、という感じでしょうか、すみません…)

 

見る側として個人的にとても楽しかったのは、やっぱり「様々な文化・社会的背景を持つ作家の作品の並び」でしょうか。それは美術館の企画展でも味わえることだけど、この量を集中的に見たのは初めてだったので、なんか、目覚めるものがありました。

そして、行ったことのない土地に行って、いろんな表現に触れるのは、この上なく楽しい。国内でも海外でもどんどん足を運んで、いろいろ見てみたくなりました。

この先ずっと没頭できそうな、自由研究の対象を見つけた感じです。

知らない土地に1ヶ月くらい滞在するってことも、またやってみたいな。今まで具体的な方法がピンとこなかったけど、その土地の何か、の、取材仕事をするってパターンがあるじゃないか!と気づいた次第。冊子制作、したいわ〜。

これまた良い目標ができて嬉しい。

ちなみに最近の自分的関心の一つは、先日読んだ本で見た「世界に接することと、アートに接することは、どこが一緒か」という問いです。

(編)

 

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