私は本日9時に劇場入り。すでに皆さんは稽古中でした。
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この↑直前が、キツネ(沢さん)を比羅夫が狩ろうとするシーンだったのですが、見るたびに笑ってしまう。
楽団メンバーも同様のようで。
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(またもやボケてますが、、、)
そして何度見ても、かつ稽古にもかかわらずウルッときてしまう、姫長と比羅夫の闘いシーン。からのお別れシーン。
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なのですが、
稽古中は、本人たち曰く「飽きちゃうから」という理由で、本番にはない姫長と比羅夫のやりとりが聞こえてくるんですね。
動きは本番さながらなのに、沢さん(姫長)が「あともうちょっとよ!」とか、矢吹さん(比羅夫)が「刺さった…!刺さった…!」とか、小声で発してまして。
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↑こおいう感じで。
これには私も、ウルウルしながら吹き出してしまいました…。泣き笑いとはこのことか…。
稽古は9時半頃に終了し、11時までは各自の準備時間ということで、比羅夫の指の微調整をなさってる矢吹さんの作業の様子をぼんやり眺めつつ。
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舞台では、沢さんと通訳のカミルが前説の確認中。
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沢さんがより詳しく状況を解説するために横になった時、なぜかカミルも横になって聞いているのがちょっと面白かったです。なぜや。
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そして開場。
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満席!
余談ですが、日本好きなカミルと話している時に「お疲れ様です〜」を教えてあげたのですけど、なぜか冒頭のカミルの挨拶時に「オツカレサマデス〜」が登場。そのあと、観客全員が声を揃えて「オツカレサマデス〜」と復唱するというヘンテコな展開に。
ポーランド語で挨拶してたから何を言ってたのか全然わからないけど、いきなり冒頭で満員の客席から「オツカレサマデス〜」が来るとは…!
来年以降、日本のカンパニーが来るたびに、最初の挨拶で観客全員が「オツカレサマデス〜」と言うのがデフォルトになったらどうしよう、、、ま、いいか。
話戻り。
上演時、私はビデオ係で横の方に立って見ていたせいか、観客が舞台に夢中で見入る「熱」が伝わってきて、それにもグッときつつ。
ツアーにトラブルはつきものなこともわかってきましたが、都度その中でベストなものを出してくるテクニカル・スタッフや演者さん、楽団の皆さんの姿を垣間見てきたこともあって、上演中のお客さんから伝わってくる熱とも相まり、ジェシュフ公演はなんだかジーンとくるものがあったなあ。
いやー、舞台って、ホント素晴らしいもんですね。(水野晴郎)

終演後。
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楽団の皆さんの演奏中の一枚も撮りたかったのですが、状況的に難しく、お外で。
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ツアー中、たくさん演奏を聴けることも地味に嬉しいです。
ちなみに、片付け中に見かけて、思わず撮ってしまった一枚がこちら。
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「小人みたいで可愛い!」と女性陣が囁く照明の鈴木さんと、カッパ着用の布施さんのヴィオラ・ダ・ガンバ。
この写真を黒川絵里奈さんに見せたら、「もっと可愛いの持ってます!」と言われてもらった一枚がこちら。
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ええ〜。
そんなこんなでバラシも終わり、帰る前にマスカ劇場の地下にある博物館もチラ見。
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50年代から割と最近まで毎日やっていたらしい子どものためのテレビ番組、の、キャラクターが展示されています。
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かわええ。
で、解散。
私は一旦ホテルで一休みした後、夜にフェスティバルの演目を一つだけ見てきました。

ワルシャワを拠点にしているTeatr Baj。年老いた人形と、若かりし頃のその人のような、孫のような、あるいは介護士のような役者と。
ラスト近く、実は抗がん剤の副作用のため女性がウィッグを着用していることがわかった時、死は確実に忍び寄っているのだけど、だからこそ、その女性の誕生日をみんなで祝うという「生まれてきたことの祝福」が、なんとも味わい深かったです。
フェスティバルの予告編で気になっていた作品だったので、見れてよかった〜。
ということで
明日は夕方から重い荷物を木箱に入れる作業があるけれど、それ以外はオフ。午前中は他の演目を見て、他の時間は何しようかなー。美術館とかちょっくら見に行こうかな。
ではではまた明日〜。
※東欧ツアーのブログはこちらにまとめておきますね。
 
(編)

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One Response to 『オホーツク OKHOTSK』ジェシュフ公演日

  1. のりさわ より:

    相変わらずスゲえ、Nioちゃんのパワ。昔は「美人」だったけど、今は「変な美女」になってます( ´∀`)

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