お山生活が始まってから、3カ月が経ちました。

ここに引っ越したのは5年前の夏だけど、地味に私はすぐ街中のタイニー書斎(と言いたい)ベースの生活に移行し、昨年くらいから隔月で2〜3週間お山に篭るようになってきてはいたけれど、こうやって「きちんと暮らす」のは意外と初めて。
やっぱり住んでいると、今まで知らなかったことをたくさん発見できて、いいものですね。先日は尻尾の青いトカゲが玄関前にいて、これ、ヒガシニホントカゲのちびっ子なのかー、とか。
あと、生態系ってのはホントよくできているなー、とか。
例えば、室内の虫はクモやカマドウマが、家の外の壁につく毛虫等はスズメバチが食べてくれるし(この辺の虫は天然のルンバだと最近は思ってます)、そのクモもカマドウマが食べて、カマドウマをネズミが食べて、ネズミをイタチ(←最近存在感を発揮)やヘビが食べて、さらにそれらをキツネが食べてー、と、我が家周りだけでも見事に成立している感。
そのほかにいろんな野鳥やエゾリス、たまにタヌキなども現れて、自然観察とハプニングあれこれが楽しいです。
ついでに今まで放置していた屋内外の諸々も整備しながら、気持ち良い眺めをさらに増やしていけるといいなー。

(↑陽が落ちてから暗くなるまでの雰囲気も結構好きです。玄関前のベンチでボケーッと。)

こんな風にどっぷりお山生活に浸かりながらも、全く孤独感がないのは、多分連日オンラインで見ている演劇などの芸術を通して、世界とのつながりを感じられているからだと思う。今ならFITSとか。
オンラインでもリアルでも、舞台芸術や美術や映画などを見て何かを考えて、それをこのブログでアウトプットする一連の行為は、私が世界とつながるために必要な行為だなと最近実感しています。だから、Stay Home期間中もオンラインで同じ行為を継続できたことは、すごく良かったです。
そして何より、お山生活をする最大の理由をもたらしてくれた猫にも感謝しています。お山の素晴らしさをこうやって3カ月間も体験できているのは、ある意味君のおかげやで。

↑数日前の写真だけど、この頃までは離れたところに設置していたトイレにもちゃんと行けていたんだなあ。と気づく。
猫、食べる量は減っていても食欲はあるので、つい「あれ?回復しているのかな?」と思ってしまうけれど、だんだんトイレが間に合わない事態が発生するようになりまして。

↑ということで、この2、3日はトイレ用シーツの上で寝ている状態。トイレの場所も、試行錯誤しながら今は寝ている場所のだいぶ近くに落ち着いて、しっこはちゃんとトイレでできていて良かったー。
ってことを振り返ると、やっぱり確実に衰えているんだなあ。しみじみ。
今まで何度かお迎えがすぐそこまで来たけれども、「もう少し美味しいものを食べてからじゃないと行けん」と言わんばかりに復活してきた猫ですが。

↑ちょっとのぞいたら、なんか可愛かった。

どうですか、このふてぶてしい表情。
長毛だから一見わかりづらいけれど、もうかなりガリガリですしねえ。なんとなく一回り小さくなった気がするもんなー。
最後のお迎えは、いつ頃来るのかしらねえ。

なんてことを、横で猫の寝息を聴きながら思ってるときに、Spotifyがランダムにセレクトしてきたのがこれ。

このタイミングで聴くと泣ける!(Youtubeのサイトで見ると、詳細のところに歌詞も載ってるよ)
Spotify、たまに絶妙なセレクトをしてくるな…。
※お山関係のまとめ読みはこちらからどうぞ。
(編)

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