前回の続きで、

12/4(金):『バハールの涙』@アマプラ

イラクのクルド人自治区で2014〜2015年に起きた、ISによるヤズディ教徒の大量虐殺と、女性や子どもの拉致。ニュースでそのことを知ったエヴァ・ウッソン監督はクルド人自治区へ行き、前線と難民キャンプで取材を重ね、女性たちの証言から本作を構築。

2018年にノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさんなど、ISの性奴隷になり、運良くそこから逃げ出すことのできた女性もいる、ということは知っていたけれど、いざ本作でディテールを見ると…。

「被害者でいるより、闘う人になりたい」と女性たちが前線に赴き、武器を持つ。という選択肢が、少しでも当人たちの心を救ってくれるなら、と思うけど、ISのしたことはあまりにも罪深い。彼らの言う「イスラムの教え」の都合の良さよ…

12/5(土):SPAC『妖怪の国の与太郎』

フランス人演出家ジャン・ランベール=ヴィルドと、スイス人演出家ロレンゾ・マラゲラによる音楽劇。ヘンテコ美な世界で素敵だったなあ。ライブ配信だったので、最後、劇場でめっちゃ拍手贈りたかったです。

12/6(日):読書日。ということで上間陽子さんの『裸足で逃げる』をようやく。

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沖縄で、キャバクラで働いたり、援助交際をして生活していた10〜20代の女性たちに話を聞いた、その記録。

自らの生活の土台を掴み取るための選択を尊重することと、彼女たちがそうせざるを得なかった状況を放置することとは違うから、前者をしながら同時に後者の改革が必要なのだけど、自分が一番どうにかしてほしいのは何と言っても養育費問題です。

二人の子どもなのに、離婚したら母親だけが金銭的な面でも一手に引き受けなければならないのは変だし、2008年のこの記事でも

養育費の不払で犠牲になるのは、結局、子どもです。そこで、養育費支払の「逃げ得」を許さない仕組み作りについての研究が、近年、法曹関係者で盛んに議論されています。例えば、日本弁護士連合会は、平成16年に、養育費立替払制度の新設を提言しました。これは、養育費が支払われない場合に、国が義務者(元夫)にかわって、子どもを監護する者(元妻)に養育費を支払い、国が義務者(元夫)から回収する制度です。
スウェーデン等の諸外国では既に、養育費を公的機関が立て替える制度が実施されていますし、アメリカでは、天引き制度が設けられている州もあります。

とある。

で、今どうなってるのかなと思って調べたら、2020年6月のこの記事では「令和2年1月23日、法務大臣は国が不払い養育費を立て替える制度の創設に向けた勉強会を設置する方針を固めました。」とあって、遅ーーーーーーい!!!!!

新設を提言してから12年も経ってから「勉強会を設置する方針を固めた」って…。こういうところに、女性議員が少ない弊害をしみじみ感じるなあ。

で、上の記事によると、国がどーしよーもなく遅いから、自治体が先に養育費不払いに関する取り組みを始めているところもあるようです。札幌市は「札幌市ひとり親家庭等自立促進計画(素案)」というのがあって、2020年はその計画の最終(第4次)。養育費を受け取れているのは2017年で母子家庭だと34%。

養育費確保のための施策としては「相談体制の強化」のみで、結局それだと母親だけがいろいろ動かないといけない感じになっちゃうから、もっと踏み込んだ施策を計画してほしいなあ。上の資料は、後でじっくり読んでみよう。

私は養育費については外国式で、国が税金と同じように取り立てる制度を導入することが一番だと思っています。現状だと不払いの養育費を正常にもらうために、母親サイドがむちゃくちゃ頑張らないといけないのが解せない。

それかせめて、養育費の取り決めに関する合意書を、婚姻届を出すときの必須セットにするとか。「結婚するときに、離婚したときのための手続きをするのはちょっと…」みたいなフワフワしたことを言う人のために、きちんとした解説パンフレットも用意して。

と、

つい長くなってしまったので、一旦ここで。

(編)

 

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