昨夜、6/27(水)からシアターZOOで上演される『輪舞』(原作:アルトゥル・シュニッツラー/脚色、演出:橋口幸絵)の稽古見学に行ってきたのです。

原作に登場するのは、娼婦、兵士、小間使い、若主人、人妻、夫、町娘、詩人、女優、伯爵士官という様々な社会階級に属する男女10名。

で、

1対の男女の性的関係を、登場人物を入れ替えながら10個の対話場面でつなげ、最初の娼婦と兵士から、最後の伯爵士官と娼婦というように、連鎖しながら10人の男女が結局は一回り(=輪舞)するというお話。

これを、舞台を現代の札幌、そして娼婦、ヤクザ、女子高生、人妻、夫、作家、女優、国会議員という8名の人物に置き換えて描くのが、今回の札幌座版『輪舞』なのです。

性的欲望に焦点を絞ることで、リアルに漂う人間のどうしようもなさ、あるいはタフさ。

若いときのストレートな性欲も健康的ですが、保身が入り込んでくる年齢になってからの、より自己中心的なやり取りも、身に覚えがあると見ていて痛い、端で見ていると面白いものであります。

そしてそんな風に観客として遠巻きに眺めていても、(例えば)「もう一度だけ君の目にキスしたい」という台詞を聞くにつけ、「自分もたまには駆け引きしたい…」なんてうっかり思ってしまったり、あるいはそういう世界から解脱できたことに安らぎを感じたり。

そこはもう、ぜひこの舞台を見て、自分の心の成り行きをお確かめください。

私も、昨夜は8つのパートのうちの2パートを見ただけなので、本番が楽しみです。

昨夜は見れなかったけど、劇団千年王國の赤沼政文さん演じるヤクザには、フライヤー裏面で「つれない男」とコピーがついており、俄然期待が高まります。やられる女性多数だと思う。多分。

チケット料金は、前売当日共通で2,000円。詳細はこちらをご覧くださいませ。

余談ですが、この『輪舞』。舞台だけではなく映画化もされており、1964年のロジェ・ヴァディム監督バージョンでは、小間使いをアンナ・カリーナ、人妻をジェーン・フォンダが演じております。これも見てみたいな。

もう一つは1950年公開でこちらもフランス映画(←さすが)。さらに1988年には、日本でも映画化されておりました。何か…設定は日本のが一番過激というか…(←さすが)。

(編)

 

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