昨夜はコンカリーニョintroの『モスクワ』を。

今回、一番自分にとって発見だったのは、「作品の本質(テーマ?)と構造が一致すると、強い」ということで。(これについては、別投稿で改めて触れます)
『モスクワ』は、
この世界におけるあらゆる事象の関係性を
そこに存在している(ように見えている)距離=場所の、時間あるいは歴史的な、人との、文化的な、関心上の、血縁的な、など、横軸縦軸いろいろ
を切り口に、提示していきます。
本作品で度々発せられる「通過点」という言葉は、関係性の比喩だったのではないかと。つながっているから通過もできるのですものね。
で、
何より面白い視点だなと思ったのは、その関係性の形状が円だったことで。
ただつながっている、ということだけではなく、環状。
ということは、つまり円の大きさに違いはあれ、巡り巡っていつかは戻ってくるということですよね?
生命の循環は何となくわかるのだけど、その他の関係性って、どうやって円になるんだろう…この私は、この世界は、何の循環の通過点なのかしら。
本作品でいろいろ暗示される関係性について、見た方がどんな円として捉えるのか、とても興味深いです。
そして、
「作品の本質(テーマ?)と構造が一致すると、強い」の部分なのですけど、
本作品の場合は「事象の関係性とその距離」が、一つのシーンの中における要素(言葉、身体、動作、気配、美術等)の配置と、さらに全体におけるシーンの配置で実にうまく表されており、
関係性の形状(円)は、作品全体の構造と一致していたのですね。
個人的には、壁に貼ってあった紙が一枚落ちたときに、天才的!と興奮(←多分偶然)。「ここ」で何かをしているときに、別の「どこか」で紙が落ちる。その関係性。
あとは、音としての言葉の気持ち良さもほのかに。introらしいユーモアも、いつものようにちりばめられておりました。(ちなみに昨夜は、ゴミ袋の音がやたらに気持ち良く感じられた私)
いやホント面白かったです。
『モスクワ』は、残りは本日30日(金)20:00〜
12/1(土)14:00〜/18:00〜
12/2(日)14:00〜
お時間がありましたら、ぜひ見に行ってみてください。予約などはこちらからどうぞ。
美術好きな方も、インスタレーションを読み解く感じで見ることのできる作品なのではないかしら。
(編)

 

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