遠出で見た展示、1つは『六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト
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柳幸典さんの《ユーラシア》という作品は、とても美しいと思いました。
着色した砂でできた各国の国旗がプラスティック製の箱に収まっていて、それらはチューブでつながっています。その中に蟻が放たれることにより、国旗は少しずつ浸食され、混じり合う。
砂でできているって辺りも、何だか意味を感じてしまうなー。
以前500m美術館に出品していた丹羽良徳さんは、札幌の街中をマルクスの写真を掲げて歩いた映像も出品しておりましたよ。
彼の作品については、この記事を読んでなるほどなーと思いつつ。私、彼の作品の意味するところをよく理解できておりません。
というか、本展の見所とか、そういう風に作品から読み解いていく力、全然足りてないです…奥深い現代アートの世界。
2つ目は、ICCで開催中の『Rhizomatiks inspired by Perfume』。
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Perfumeと気鋭のクリエイター集団ライゾマティクスがコラボレーションしたプロジェクトを、インスタレーションとして展示する本展。
※ライゾマティクス・真鍋大度さんの本展に関するインタビューはこちら
カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル 2013でのパフォーマンス作品とか、目の前で見るととても楽しい。

ステージパフォーマンスは、どんどん進化していきますなあ。
ICCは、オープンスペースの作品もとても充実しておりました。
自分の鼓動音を聞きながら映像を見る、安藤英由樹+渡邊淳司+佐藤雅彦《心音移入》とか、
カメラで撮影された自分の姿がその場でコミックタッチに変換、主人公として登場するコマもある、ノヴァ・ジャン《イデオジェネティック・マシン》とか、
(↑これ、できた作品をメールで送ることができるのですが、アドレス入力ミスしてたみたいで、送信されておらず。残念!)
ゾーイトロープの仕組みを応用した立体的な彫刻によるアニメーションが感動的な、グレゴリー・バーサミアン《ジャグラー》とか。
オープンスペースは、年度ごとに展示内容を変えながら入場無料で公開。昨年度より今年度の方が断然好きだな。
東京へお越しの際はぜひ。
(編)

 

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