6月にシビウ国際演劇祭の国際ボランティアスタッフとして3週間ほどシビウに滞在するのですが、「その前に読んでおいてください」と送られてきたのが『ユーロは絶対に崩壊しない 米英マネー資本主義に立ち向かうEUの大陸資本主義』

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EUの歴史、ヨーロッパ大陸とアングロサクソンの相容れなさ(著者の伴野さんは「大陸言語に象徴される国民的DNAに関わりがあるように思える」と書いていて、その辺も気になる)

今後のヨーロッパ政治の動向など、抜群に面白い一冊。(今二巡目に突入)

「資本主義」とひとくちに言っても、アングロサクソン資本主義だけではなく、利潤最優先を否定し福祉政策を尊重する社会的市場経済(大陸ヨーロッパの資本主義)、ロシアのスラブ資本主義、中国の社会主義市場経済などが存在すること、

そして、日本のメディアがあまりにもアングロサクソン情報にのめりこんでいることへの疑問が、この本のテーマの一つであること。

「ロンドン発の総合的な情報は、もちろんそれはそれで必要ですが、それがすべてということでは困ります」ということで、「複眼的な情報収集」の必要性とか、なるほどー、と。

エマニュエル・トッドの『シャルリとは誰か?』も抜群に面白かったけど、それだって伴野さん曰く「ドイツ嫌いのエマニュエル・トッドは、ドイツを脅威と見過ぎているのではないか」と書いていて、納得。

やっぱり何事も「その人の見方」であるわけだから、そこで終わらせちゃいけないなあと、(それこそ複眼的な読書が大事だなあと)しみじみ。

参考文献も気になるものばかりだったけど、向こうに行く前に読んでみたいのは、

アンリ・ピレンヌ『ヨーロッパ世界の誕生

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フェルナン・ブローデル『地中海

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↑ 『地中海』はシリーズで5冊もあるので、とりあえずこの辺からかなー。

あとは、『ユーロ危機とギリシャ反乱』、『アングロサクソン・モデルの本質 株主資本主義のカルチャー 貨幣としての株式、法律、言語』も読んでみたい。

GWはひたすら読書かな、やっぱり。

(編)

 

 

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