フェスティバル期間中は、毎日10時からプレス・カンファレンスがあります。
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英語〜ルーマニア語の同時通訳が入るので、私もイヤホンをもらえました。初・同時通訳体験。
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初回のプレス・カンファレンスということで、キリアック氏が冒頭に挨拶。今回もまた詩の一節の朗読から始まり、オンステージ状態に(役者なだけある)。
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今年から演劇祭のプログラムに教会でのオルガンコンサートも加わって、それは一度破壊された教会に再び人が戻ってきた経緯を踏まえ、「自分たちの国について話すため」と説明していたような。
とはいえ、それは「stupid nationalism」のためではなく、「create dialogue」のため、だそうです。
その後は、プレゼンターのOctavian Saiu氏の進行で、前日に公演のあった振付家や演出家にインタビュー。
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エアリアル・タンゴ作品『AIR CONDITION』の振付家Brenda Angiel(左)。話を聞いて、見に行きたい!と思ったけど、MTGと重なって行けず。残念!
11時からはGeorge Banu氏によるトークセッション。ゲストは舞台演出家のロバート・ウィルソン氏
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冒頭、またもやドラマチックに話し出すキリアック氏。おもろい…

ウィルソン氏の名前は初耳だったのだけど、ジョン・ケージとの話や60年代以降のNY話など、(わかった範囲で)とても面白く。(彼は、93年のベネチアビエンナーレで、彫刻作品で金獅子賞も受賞しているのですね…)
育成の話になったときは、「ステージの上に立つ」という「立ち方」について熱く語っておりました。
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↑途中からは立ってトーク。

朝から浴びるように英語を聞いて、超疲れました…。
でもプレス・カンファレンスも含めて、こういう知的で豊かな時間こそ、自分が欲している時間だなあ、としみじみ。
カンパニーアテンドが始まったら、この時間が持てなくなるのはちょっと寂しいなあ。
そのあと、Teatrul Gongでルーマニアのカンパニーのお芝居を一つ見て、
早めのディナーは、またもや豚肉。
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リサーチも兼ねてのレストラン食事ですが、もう、毎日豚肉しか食べてない。
夜はラドゥ・スタンカ劇場のレパートリー『METAMORPHOSIS』を観劇。
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場所はFabrica de Culturaの野外。水を張った舞台で、右側にはボーボーと薪を燃やしているドラム缶が。
『METAMORPHOSIS』は、神話の残酷さと、中世のエグさと、現代の抽象性が入り混じった、超絶魅力的な作品でした。
ラドゥ・スタンカは基本、火を燃やすんですね。今回も最後はスクリーンがメラメラと燃えて、熱風が。
それにしても毎日慌ただしすぎて、見た作品について全然消化できてないです。
それもまた、ちょっともったいない。
(編)

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