シアターZOOで山田せつ子ダンス公演『速度ノ花』を見てきました。
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前半は、山田せつ子さんナビゲーションによる札幌ダンサーのショーイング。踊りを見たことのあるダンサーさんの、見たことのない動きが見れて、「おお」とテンションが上がりました。浜田純平さんは冒頭の鼻音?口音?も素晴らしく、身体の持つ音楽性が果てしないなと思った次第。
アフタートークも面白かったです。河野さんが話していた、「今」のことだけ考える難しさとか興味深い…。
ちなみに本公演を見た知人が「ふと歌舞伎舞踊の人形振りを思い出した瞬間があって」と話していて、なぜそのリンクが起こったのか?ということでひとしきり盛り上がったのでした。
後半の山田さんのソロも、ずっと見ていられる不思議な引力が。「速度ノ花」って、どおいうことなんだろうなー。
今週の読書は、内澤旬子さんの『ストーカーとの七〇〇日戦争』。
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交際していた男性と別れようとしたら、相手がストーカー化。執拗に繰り返される着信とLINEのメッセージ、ネットで下ネタ全開の誹謗中傷を書き込まれ…という、本当に笑えない話。
何より印象的だったのは、なぜ被害者がここまで気を使い、理不尽な目に遭い続けるのか、ということでしょうか。加害者の権利が被害者より優先されている気がするというか、被害者を救済するような仕組みが、加害者側のそれと比べると全然整ってないんだな…と。
あと女性が何らかの犯罪の被害に遭った時に、警察官や検事が男性ばかりって状態は辛い。本書でもまさにセカンドレイプ的な状況があり、それこそ被害者である女性が、なぜここまで何度も何度も追い込まれないといけないのか…と暗澹たる思いに。
警察官や検事さんなどのジェンダーバランスってどうなんだろう?気になる…。
ストーカーとか誰にでも起こりうることだから、自身の体験からどのように未然に防ぐかということまで書かれた本書は貴重な一冊。それにしても、恐ろしや…。
今週はその他、ひたすら仕事の資料読みをしておりました。
読んだ読んだー。
(編)
 

 

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