ちょっと寄り道で一気に読んだ『ザ・ソウル・オブ くず屋 -SDGsを実現する仕事』。

IMG_2132

著者の東龍夫さんは、札幌市資源リサイクル事業協同組合理事長で、北海道のさまざまな社会運動に積極的に関わる方とのこと。全然知らずに読んだので、札幌市のごみ・リサイクルに関する取り組みについて学べたのが良かったです。

例えば、雑がみとしていっしょくたに出しているものの中でも、缶ビールのまとめ売りなどに用いられるマルチパック紙など、防水加工が施されているものはリサイクルが難しいとか。

それを全て雑がみの対象にしたのは、収集の目的が「リサイクルではなく、ごみの減量」だったからで、現場では選別がとても大変なのだそうです。

プラスチックや雑がみの選別をしている、中沼の札幌市リサイクル団地の見学に行ってみたいなー。出した後のことって、意外と知らないですよね。

海に流れ出すマイクロプラスチックの問題や気候変動など、大ーーーーきなことで、できることやできないことも人それぞれだと思うのですが、本を読んでて、ちょっと自分の生活を一度振り返ってみようと思ったので、以下に。

・レジ袋は、最近コンビニのちょっとした買い物用に小さなコットンバッグ(SIAF2017でもらったやつ)も持ち歩くようになったので、基本的にもらってないなー。

・ペットボトル&缶飲料も全然買わないです。家ではもっぱら玉翠園で買った緑茶(令和ブレンドが超おいしくておすすめ)を急須でいれて飲んでて、外出時は緑茶を水筒に入れて持ち歩く派。

・でもプラスチックゴミは、個人でできることって限度があるというか、過度な包装をやめるっていう売り手側の改善もあってほしい。野菜やお肉はむしろ量り売りの方が助かるんだけどな。

※上の3点に関連して、かさばるプラスチックのトレーはスーパーの回収ボックスに出すようにして、プラスチックゴミを出す頻度を減らすことに挑戦中。多分月に1回くらいで事足りそうだし、寝坊できる点が一番良いところ。(ビン・缶はもとからほとんど出さず)

・小さい冷蔵庫なのでフードロスもなし。トヨでは生ゴミも堆肥化してるけど、タイニーな街中の家ではやっぱ燃やせるゴミに出しちゃいますねえ。

・服は、ズボンに関しては4年前に基本の型のズボンを綿とコーデュロイで2本ずつ、ウールで1本、夏用に麻で2本作って以来、ずっとそれを履いている…。この4年で買ったのって、ジーンズ2本ぐらいでしょうか。

トップスは、冬物に関してはアウター共々これまた4年間ほどずっと同じの着てる…。夏物はなんだかんだと毎年1、2着買い足してるなー。これも染色かリメイクをすれば、買い足す必要ないかも。染色はちょっとやってみたいですねえ。

『TRUE COST』を見たときの衝撃も大きくて、同じものを大事に長年着続ける派に完全にシフトしてます。タイニーハウスだと収納できる数にも限りがありますし。

トップスもボトムスも、素材に関して天然素材(綿、ウール、麻)オンリーの風合いが好きでそれしか持ってないけど、インナーはさすがにそうじゃないので、洗濯のすすぎ水に微小なプラスチックが混入する問題への個人的な改善は悩ましいところ。

さらに、天然素材なのでって安心してると、無印良品の新疆綿がウイグル人の強制労働で作られたものなのでは疑惑が勃発。続報が気になります…

それと関連して、衣服のタグもざっくり「ベトナム製」「中国製」「日本製」とかじゃなくて、コーヒーみたいに都市名や地区名まで入れるようにしてもらえると、どのように作られたのか追跡できて便利なのにな。日本製だからと安心していると、これまた技能実習生を違法に強制労働させた商品だったりすることもあるので、もう何がなんだか…。

・生活用品については、トヨ暮らしが始まったときに必要性に迫られて全て天然素材100%のものに切り替えて、使い心地が気に入ったので街中の家でも同じものを使ってます。地元で買えないものは年1回のまとめ買いで、配送の回数も極力減らす方向で。

衣服の洗剤は、無添加洗濯用竹洗剤のバンブークリア。食器も、普通に食器洗いせっけん。

シャンプーはエリデンのノンシリコンボタニカシャンプー。短い髪にはこれ一本で全然OK。

あとマジックソープ。と重曹で、全て事足りちゃう。

でもプラスチック削減とかで検索すると、さらにこだわってスポンジから生理用品に至るまで、一切プラスチックNOな生活を実践している人もいて、いやー、すごい…。そこまでは無理…

個人的には、まずはもうちょっと、量り売り&対面式販売に切り替えていってほしいっす。

(編)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA