5/21(木):Beverly Puppet Fest
2005年から開催されている人形劇祭が今年はオンライン開催と知って覗いてみたところ、作品配信ではなく、各国からの上演団体が人形劇の作り方を紹介する動画を配信。(各団体が、そのための動画を制作してくれたのが素敵。)
例えば、ベルリンのマーリン人形劇場の動画はこちら。
紹介動画を参考に家庭で作った人形の写真や動画(2分以内)は、フェスティバルの公式サイトからアップロードも可能。これは後日何らかの形でまとめて公開するのかな?
自分に子どもがいたら絶対挑戦しているな、って思うくらい、いろんな人形の作り方が紹介されていて楽しいです。フェスティバルのYoutubeチャンネルから、ぜひチェックしてみてください。
(ちなみに、いつかやまびこ座&こぐま座で開催している初心者のための人形劇講座を受講しようと思っている私。来年とか!)
5/22(金)〜5/23(土):5月末までアーカイブが公開されている、『12人の優しい日本人 を読む会』
詳細はこちらから。
リンク先のあらすじのところに「一人の男性の死を巡って、良くも悪くも日本人らしい12人の激論が始まった」とあるのですが、本当に、良くも悪くも。12人の中には、自分を見ているようで痛い人も…。
その場にいる人の意見なんて本当は全然必要としていない人がやる、「一応意見を聞いてみるフリはするけど、実際には軽んじていることがこちらに伝わってくるマウンティング」とか、あるある!一度でも「何かを決めないといけない話し合いの場」を経験したことのある人なら、絶対「うわあ…」となるのでは…。
なもので、前編は正直見ているのがきつくて(多分、同属嫌悪的な感情)、つい後編は翌日に持ち越し。
なのですが。
終わってみたらめっちゃ良かったです…。共感第一、反対意見は人格否定として受け取ってしまって感情的になってしまうか、すぐ投げやりになってしまう幼稚な大人に議論なんて無理だよ!ってところから、
所々で小さな事故を起こしながらもその場を続けるうちに、(ある意味事故の積み重ねによって)一人一人の意見がやっと漏れ出て、まさかの「いやー、話してみるもんだなあ〜」という実感へ。これも、「わかるーーー!」となる人が多いのでは。
まさに、自分たちバージョンの12人〜でした。12人の怒れる男よりも、しみじみ思うところが多かったです。話し合いの場で事故を恐れない気持ち、大事だな。
5/24(日):Young Vic『A Streetcar Named Desire(欲望という名の電車)』@National Theatre at Home
全編は28日(木)くらいまで公開しているのかな。National TheatreのYoutubeチャンネルからどうぞ。
3時間近くの作品で、ブランチがとにかくたくさん話すので、英語理解が追っつかず。なもので、一度中断して、ネットで発見した日本語戯曲を読み込んでから、再び。
ジリアン・アンダーソンのブランチは、少女のまま大人になってしまったような雰囲気で、素っ頓狂なところが逆にチャーミングで笑ってしまう。でも狂気というよりは、ちょっと現実につまづいてしまった人というか、今だったらきっと別の人生を送ることができるよ、という気持ちに。
鑑賞後、シアター・コクーンで上演されたフィリップ・ブリーン演出『欲望という名の電車』についての記事を発見したのですが、ブリーンはこれを「ブランチとスタンリーのラブストーリー」と解釈しているそうで。そういう見方も面白いな。
5/25(月):Little Angel Theatre『We Found a Hat』
Jon Klassenの絵本から、この帽子シリーズは3作目かな。10分もないので、ちょっとした気分転換に最適。
5/26(火):ロベール・ルパージュ演出『ファウストの劫罰』@Metropolitan Opera
「映像の魔術師」ロベール・ルパージュによる、アナログとデジタルが素晴らしくミックスされた視覚効果を満喫。なんと贅沢な…
それにしても。
お山にこもって猫の世話をしながら、自然観察とちょっと勉強して日中が終わり、夜は舞台作品のオンライン鑑賞というルーティーンがこの上なく快適で理想的で、すっかりこの生活に馴染んでしまったのですけど…。うまくこの生活の要素も残しながら、6月以降の生活パターンをつくっていきたいものであります。
社会状況はもちろん改善、終息、人が何も警戒することなくコミュニケーション取れるような暮らしに戻ってほしいけれど、自分一人の状況としては、わりかし、当分このままでオッケー派に足を突っ込んでる
(編)
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