本日、急遽劇団千年王國の『きみしかいない』を観に行くことに。
ワタクシ、初・千年王國です。そして初・一番前の席でのお芝居鑑賞。
開演と同時に生演奏で期待が高まったところに、『ベルサイユのばら』や『王家の紋章』のような世界観が立ち現れたのでした。
音や空気の振動、全力で動く身体から発せられる熱気など、生身である、ということをこの上なく計算して存分に活かしている感じで、圧倒されました。これは一番前の席だったから、こんなに強く感じたのでしょうか?
そして、何と言ってもドキドキしたのが、そこで展開される「女のロマン」な世界。
もうね、いい年をした女性なら、心の中では「現実にはありえんわ!」ってわかっているのに、それやられたらもうかないません、っていうようなシーンとかがあるわけですよ。
連れ出されるシチュエーションとか。ヤバいでしょ?
と言っても、そういった女のロマン的なことばかりではなく、時代は違えど普遍的な問題であったり人間の弱さであったり、そういうことが描かれているから人は真に共感するのであって。
『きみしかいない』にも恋愛やら、震災以降誰しもが抱える迷いやらが、絶妙な構成で差し込まれるわけであります。うっとりしながら観ていたら、そこには自分と同じ人間の、葛藤や苦悩があったのでした。
実を言うと、私は当初フライヤーの印象からあまり行く気にならず、予定に入れていなかったのです。でも今朝方、知人の感想を読んで、急遽行くことに。
胸を打たれるポイントは人それぞれなので、まあ、どちらかというと、私のぐっときた箇所は知人とは違ったのですが。
でも結果的に、この作品は観に行って本当に良かった。
というか女性は観に行った方がいいですよ。何と言うか、妄想チックな部分もリアルな部分も全てありますから。
残りの回は、今日の19:30〜と
明日1日(土)の14:00〜/19:00〜
明後日2日(日)の15:00〜です。
予約はこちらから。
ちなみに私は赤沼さんに惚れました。
この辺も観た人と共有したーい。
(編)
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あー、公演あったんですね、
仕事でいけなくて残念です。
初期の千年王國の芝居は、
行く度にワクワクしました。
毎回クロサワ映画のような
人間の“業”を描いた劇に
思わず見入ってしまいます。
ネットが普及して知りたい
情報がいつでも入る反面、
まめにチェックをしないと
見逃してしまう情報が多く
反省することしきりです。
札幌のタウン誌が何冊も
あった頃が懐かしいなあ。
毎月25日発売のイエペや
さつタウンを買っては、
来月の予定をあれこれと
楽しく立てていたものです。