今回の遠出では、二つ展覧会を見ることができました。
一つは東京国立近代美術館で開催中の『フランシス・ベーコン展』

画像引用元 http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/2770/Default.aspx


エピローグとして、ドイツを代表する振付家ウィリアム・フォーサイスが自ら振付けて踊った映像が展示されているのですが、
「ベーコンの描く身体は、つねに空間や時間(物語)との間の緊張関係にありました」という解説がストンと入ってきたのがこの作品で、
これを見た後にもう一度各作品を見てみると、最初とはまた違うように見えてくるのが興味深かったです。(展示でもそれをお勧めしている)
こちらは5/26まで。
もう一つの展覧会は、原美術館で開催中の『ソフィ カル 最後のとき/最初のとき』。
失明した人々を取材し、写真とテキストで綴った『最後に見たもの』(2010年)と
初めて海を見る人々の表情をとらえた映像作品『海を見る』(2011年)の2部構成。
「見る」「見られる」ということや、同じものが見えているというのは錯覚でしかない、ということなどをぼやんと考えつつ。
もし自分がある日失明したら、何度も思い出すのはきっと最後に見たものではなく、彼のまつげだろうな。
原美術館は初めて足を運びましたが、とても素敵なところでした。
こちらは6/30まで。
よいもの見ました。
(編)

 

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