昨夜は極東退屈道場の『サブウェイ』をシアターZOOで。

「都市独特の交通機関、地下鉄に乗り込む乗客たちの言葉から、都市のアリサマを描こうと試みた」本作。
紹介記事(上のリンク先)を書くにあたって、3月の大阪公演の記録映像は拝見していたのですが、生で見たら思っていた以上に笑えました。もう、ナースの三船久子役の、ののあざみさんが最高すぎて…
彼女が『Sex and the City』について語る場面は妙に胸にくるものがあるのですが、あの場面のような言葉と身体の表現の結びつき具合は、自分にとっては初めての体験だったなー、と。
図書館司書の独白の場面も。ああいうつくられ方を目にすると、舞台表現っていいなーとしみじみ思ってしまいます。
それにしても本作、「掴めないのだけど面白い」ってあたりがとても面白かったです。(←この語彙…)
「?」が、良い意味で作用しているというか。
出てくる人たちがそれぞれの形でぎゅっと濃縮されていて、断片として強さがあるので、つい見てしまう。
で、
うすらぼんやり「アリサマ」は見えたのだけど、やっぱり出口は見えませんでした。
どこに向かっているのでしょうねえ、私たちは。
本公演、残りは、本日1日(土)14:00〜/18:00〜
2日(日)14:00〜
詳細はこちらをどうぞ。
昨夜は高校生が6人くらいで見に来ていて、「いいねいいね」と思ったのでした。彼らの目には、どんな風に映ったのかな。
見た後、つい『雨の御堂筋』を口ずさんでしまった(編)

 

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