一つ目は資生堂ギャラリーで開催中の『椿会展 2013 -初心-』

青木陵子さんの『ひかりのプレゼント』、よかったなあ。
明かりを消して目をつぶったときに、まぶたの裏側に浮かぶ像ってこんな感じだなあ、と。子どもの頃、その像が不思議で、それが何なのか無心に探ろうとしていたときのことを思い出しました。
内藤礼さんの『color beginning』も、何だか新鮮な驚きを秘めているようでドキドキ。
花椿もゲットできてうれしい。

こちらは6/23(日)まで。
お次は、メゾンエルメス8階フォーラムにて開催中の、「ウルの牡山羊」シガリット・ランダウ展

「芳醇な実を求め、収穫機で激しく揺さぶられるオリーブの木々」は、私にはひどく暴力的に映りましたが、現地の人にとっては日常の光景であり、改良の結果であり、そしてその恩恵に自分もあずかっているのかもしれない。
50年代イスラエルの典型的な居住空間を出現させた『Behold the Fire and the Wood 火と薪はあります』は、4人の母親へのインタビューが興味深かったです。
イスラエル、知らないことがいっぱいあるな。
こちらは8/18(日)まで。
お次は展示目当てというより、場所目当て。TOLOT  heuristic SHINONOMEへ。

入っていいのかどうか、若干迷う扉の開き具合です。

そして2階に続く階段に、高まる期待。

各ギャラリーの展覧会初日かつオープン直後だったためか、一つ閉まっているギャラリーもあったのですが…
YUKA TSURUNO GALLERYの志村信裕『Slow Sculpture』や、
G/P + g3/ galleryのイナ・ジャン個展『in a world without words』など
面白かったです。
『slow Sculpture』でも、太陽の光を見た後のまぶたの裏に浮かぶ残像のようなものを、無心に探っていた子どもの頃を思い出しつつ…
東雲は、マンション地帯もこのギャラリースペースも、いろいろ巨大ですね。
最後は、トーキョーワンダーサイト本郷で開催中の『TWS-Emerging』から、風間雄飛さんと笠見康大さんの個展。
到着したとき、ちょうど笠見さんと美術評論家の市原研太郎さんのトークが始まるところで。
20分くらいの短い中に、聞き甲斐のある質問をぐいぐい切り出し、最後は勉強になるような感想をおっしゃって終わる市原さんはさすがでした。めっちゃメモりました。
笠見さんの作品、大きいサイズのものがあれだけ揃うと見応えあり。どこか艶っぽいところが好きであります。
こちらは6/30(日)まで。
どれもこれもお勧めです。
(編)

 

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