前回の続きで
11/19(木):DV8 Physical Theatre『The Cost of Living』

生後18カ月のときに両足を切断し、大人になって郵便局で働きながらダンサーを志し、以降30年にわたってプロのダンサーとして活躍したDavid Tooleが今年10月に亡くなったことを受けて、DV8 Physical Theatreが追悼配信していた彼の出演作。
上に貼ったのは本作のダイジェスト映像ですが、彼の美しいダンスシーンを見ることができるので、ぜひ。(特に全編を通して見ていると、斜面向こうからダンサーが現れるシーンはグッときます。)
ちなみにDavid Tooleは、2012年ロンドン・パラリンピック開幕式でもダンスパフォーマンスを披露。

3:11:35あたりから、彼のパフォーマンスが始まりますよ。
この日は作業の合間に、Chris Haughtonの絵本『Shh We Have a Plan』を、子どものためのオペラにしたこちらも。

ほっこり。
11/20(金):『さらばわが愛、北朝鮮』@シアターキノ

「生まれた国は祖国と言う。では骨を埋める国は何と呼べばいいのだろう?骨を埋める地を表す温かい言葉が必要だ」。は、本に書かれた一節だったかな。もっと読みたい。
本作で、中央アジアに強制移住させられた朝鮮人のことがちらりと出てきて、「そんな歴史があったのだなあ」と。これについては、岡奈津子さんの論文が非常に勉強になりました。
韓国&北朝鮮の歴史に関する自分的ブームは引き続き継続中で、知らないことがまだまだたくさんあるなあ。朝鮮戦争を扱った映画も見たい。
11/21(土):新千歳空港国際アニメーション映画祭有料オンライン配信プログラムから、インターナショナルコンペティションを。
1500円ですべての有料配信プログラムを視聴期間中(購入後1週間、配信期間は30日まで)無制限で見れるので、今までできなかったコンペティション全制覇を目指しております。
この日はコンペティション1を。さすが、どれも面白かったけれど、特にAdrien Mérigeau『Genius Loci』がクーーーーール。2回見てしまった。

新千歳空港国際アニメーション映画祭は第1回(2014年)から2017年までは足を運べていて、この2年は行けてなかったので、オンラインありの開催は個人的に嬉しいのですが。
ただ、映画祭は国内外のアニメーション作家にとって貴重な交流の場として機能しているので、渡航叶わずな今年は残念…。来年は元に戻りますように。
一観客としては、オンラインの選択肢があることはとても嬉しいのと同時に、空港開催の良さも実感するというか。
招待作品などはやっぱり映画館に集まってみんなで見ることにお祭り的な高揚感があるし、インターナショナルコンペティションプログラムでやばい作品に出会ったときに、なんとなく一緒に大スクリーンで見た人たちとの仲間感(お互い無言だけど、「私たちあれを目撃しちゃいましたね」というような何か)を持てるのが良いなと。
でも、足を運べなくてもこうやってコンペティションプログラムを自宅で見ることができて、「今年はどの作品が受賞するのかな〜」と楽しみに待てるのは、ありがたいことで。
今年はやむなく空港開催とのハイブリッド開催になったのだと思うけれど、公式サイトには「新旧スタイルのいわばハイブリッドな開催形態は新型コロナウィルス感染症対策の一方で、映画祭の新時代を見据える意欲的な試み」とあるので、来年以降もコンペティションプログラムだけは有料配信してほしいな〜。
この日はDanceBoxが開催する「チャオチャオ!ベトナム水上人形劇!」の1回目の配信プログラムもチェック。

(↑アーカイブも残ってました)
水上人形劇、以前映像で見て「なんだこれはー!」となってたので、操演方法などの解説を聞けて面白かったです。最終日のタンロン劇場のライブ配信も楽しみ。
11/22(日):今日は引き続き、新千歳空港国際アニメーション映画祭有料オンライン配信プログラムから、インターナショナルコンペティション2を。
James Molle『Black Sheep Boy』にホロリとしてしまった。

あとPiotr Dumała『Last Supper』。格好良い…
この監督の過去作品がYouTubeに上がってて、他のも結構好きだな。
新千歳空港国際アニメーション映画祭、引き続きコンペティションプログラムをコツコツ見ていくぞー。
(編)

 

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