先日見てきた柴田智之 一人芝居『寿』
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昨年に続いて、二度目の観劇です。
前半は、実際にご自身が老人ホームで働く中で見つめてきた、入居者と介護職員の姿、心の交流をお芝居で。
後半は、看取った老人(B二郎さん)の人生を舞踏で。
パンフレットには、
「福祉はきれいごとではなかった、だけど、ホームで出会った皆さんがみせてくれたありのままの姿は、美しかった。今までみたどんな舞台よりも、愛おしかった。」
とあります。
ひとりひとりの人生に流れてきた膨大な時間に、思いを馳せずにいられない作品です。
戦争で死ねなかったB二郎さんが、家に帰ってきてご飯を食べるシーン。私にはわからないけれど、あそこには何か深遠なものがある気がしたなあ。
そうして最後、楽しく踊って、私たちに手を振るB二郎さんに、ハッとする。
窓から差し込む光は、本当に素晴らしいです。
この作品に、感謝。
(編)

 

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