1/16(土):地点『だれか、来る』@クリエイティブスタジオ

 

 

地点の作品を見るのは、2012年のF/Tで見た『光のない。』(作:エルフリーデ・イェリネク/演出:三浦基/音楽監督:三輪眞弘)、2015年のF/Tで見た地点×空間現代『ミステリヤ・ブッフ』に続いて3作目。いつか京都にある本拠地アンダースローで作品を見たいと思いつつ、未だ叶わず。

地点を初めて見た2012年といえば自分がTGRの審査(3年)に関わった初年度で、それまで演劇ってそれほど見たことがなかったため、ちょっと自分の中に物差しを作っておこうと、うっかりF/Tを見に行ってしまって洗礼を受けてしまった年なのですが。

『光のない。』は、ズバリその洗礼を受けた作品なのでした。(当時あまりに言語化できなくてブログにも書いてないけど、探したらここに控えめに書いていた。)

で、その地点が札幌に来るというので条件反射的に見に行ったのですが、『だれか、来る』というのはノルウェーの作家ヨン・フォッセの作品なのですねー。

ボーッと反復する言葉に耳を傾けているうちに、ただならぬところへ足を踏み込みつつあることに気づく感じが、気づいたら潮が満ちててひやっとした体験に通じるものがあるなと。

あとなぜか、移動のお供の『民衆暴力』(とても面白い一冊)を読んでるときのような感覚というか、上演中にこの本と妙にリンクして不思議でした。人の爆発的なエネルギーみたいなところがリンクしたのかな。

『だれか、来る』、後半はもう田舎のホラーというか、三宅唱が監督した『呪怨:呪いの家』なんかも頭に浮かびつつ、自動的にマレウレウ「sonkayno」が脳内再生されていたのですが。

ヨン・フォッセとマレウレウも相性良い気がするな。

観劇後に本作について調べたら、2019年初演時の公演を演劇最強論-ingが紹介しているページを発見。

波が寄せて返すような短い言葉の反復のうちに、感情の起伏、ドラマの交錯、時間の捩れが詰め込まれ、観客の想像力をかき立てる台詞が魅力なのでしょうか。

とあって、ヨン・フォッセ、かなり好きかも…。新国立劇場のこのページも「へー」となりつつ。『北欧の舞台芸術』も読んでみたい。

あと物販で、地点が発行する冊子『地下室』もゲットできて満足満足。

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それにしても

劇場での観劇は、11月末の『真夏の夜の夢』@教文以来。こう回数が減ってくると、例えば天井から吊り下げられたインスタレーションのような照明の光とセリフが同期したときとか、「ブオオオオオオオオオ」というサイレンのような音がわりかし大音量で突如鳴り響くときとか、そういう体感一つひとつに素朴な喜びが。(これだよ!みたいな)

配信では、この「体感」がやっぱり得られませんしねー。

とはいえ、オンライン観劇とリアル観劇の境目について混乱させるような、面白い意図の作品も出始めているみたいですし、そういうのがあるかどうかはわからないけどシアターコモンズのオンライン観劇なども楽しみにしているところです。

そして、劇場観劇がすっかりレアイベントになってしまったので、ここぞとばかりにちょっと早めのDAFNEランチ。

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写真↑は前菜。メインの牡蠣のクリームパスタ、美味しかった…。レアイベントだと思うとDAFNEにも行ける。なんとなく。

あと巷で話題のワークブック「うんとねfromさっぽろ」も、SCARTSインフォメーションセンターでゲット。

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SIAF公式サイトの配布場所には載ってなかったけど、お探しの皆さん、インフォメーションセンターにありますよ!

で、帰りに丸美珈琲で一服してお山へ帰宅。まことに良い1日でありました。

(編)

 

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